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吃音

更新日:3月21日

こんにちは。


卒園式や卒業式の話がチラホラ…

ご卒園、ご卒業のみなさま

おめでとうございます🌸


成長した自分やお子さんをちょっと振り返って、

次のステップへワクワク発進していきましょう🚃

応援しています✨


さて今日は、特に幼児さんや保育園等から問い合わせが多い

吃音について書きます。


吃音(きつおん)とは、滑らかに話ことばが出てこない発話障害のひとつです。

「滑らか」?

WHOの国際疾病分類では、

音の繰り返し、引き延ばし、ことばを出せずに間があく、といった

発話の滑らかさ(流暢性)を乱す話し方となっています。

一般的には「どもる」といった表現が使われます。


ウェルフェアなどへ言語聴覚士の啓発イベントのお手伝いに行くと、

吃音で苦しんだ(今もだけど…)という方にお会いします。

年配の方からは、

「今の子たちはいいね。こうやって言語の先生がいるから…本当に若い時は辛かった。」

青年の方からは、

「言語の先生のおかげで、仕事に就くことができました。本当はもっと早く診てもらいたかった…」

この様な声を毎年頂きました。

私がこうした啓発イベントのお手伝いをするのは一年に1回くらいです。

それでも毎年吃音で悩まれた経験を持つ方とお会いします。


毎年毎年とうるさいですが、

出会う確率があるのだということをお伝えしたかったのです。

ちなみに啓発イベント会場にはイオンショッピングモールの時などもあり、

私たちが生活する日常には、吃音で苦しまれている方や悩まれた方がいるということです。


吃音は幼児期の発症率ですと8%になります。

その後自然治癒や治療介入により成人まで吃症状が続く方は減りますが、症状が残る方もいます。


幼児さんや保育園等からの問い合わせが多いのはこのためです。

吃音について気づきやすい時期なのです。


よく早期発見・早期治療(介入)ということが言われますが、

吃音は発達過程のなかで自然治癒することもあるので、

幼児吃音の治療(介入)については令和3年9月にガイドラインが作成されました。


私が吃音の相談を受けた時も、このガイドラインとご家族様の意向を踏まえて対応をしています。


なかなか吃音を診てくれる医療機関は少ないかと思いますが、どこかには繋がれると思います。

発症年齢や程度などで経過は変わります。

ご不安を感じた時は、

日本言語聴覚士協会のホームページから医療機関を検索できますので、

一度ご相談されるのも良いかと思います。











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