むせる🤧
- smile82time
- 2024年3月28日
- 読了時間: 2分
こんにちは。
やっぱり今日も午後から天気が崩れましたね☔
ニュースでは週末に黄砂が来るそうです。
まだまだ安心して洗濯物を外に干せませんねぇ…
さて、今日はカプサイシンパワーから続く話。
言語聴覚士っぽい話になるでしょうか。
「むせ」について書きたいと思います。
「むせ」とは、
水分や食物が気道(息の道)に入った時に、気道の深くまで入り込まない様に肺の空気で思いっきり吹き飛ばして気道から異物を取り除く体の防御反応です。
気道の先は肺に繋がります。
肺に異物が入ると肺炎になり命に関わることもあります。
人間の体の構造は、口と鼻の二つの入り口が口の奥で一つの管になります。
息は通常鼻から吸って吐くのですが、鼻詰まりの時は口からでも息ができるのは
息の通り道として二つの出入り口を持っているからです。
生きるための進化ですね。
食べ物は口から取ります。
(鼻からうどんを食べる芸もありますが…)
ということは?
口の奥で息の道(気道)と食べ物の道(食道)が同じになるということです。
入り口は同じですが、
喉ぼとけのあたりで、この二つの道はそれぞれ気道と、食道に分かれます。
肺は呼吸を扱う大事な臓器です。
先に書いたように肺に異物が入ることは危険なことなので、
この分かれ道に正しく食べ物と空気が分別されるように私たちの体には防御システムが備わっています。
その一つにむせのセンサーがあり、誤って気道の方へ侵入した異物があるとすぐさま空気の塊で吹き飛ばす「むせ」が起こるのです。
ですから、すすり食べはというのはとっても難しい技なのです。
空気を吸いながら食べ物もすすり上げるので、口の中や喉の奥は大仕事💦
失敗することもあるわけです。
「えい。こちとら江戸っ子だい。音がなくっちゃ食べた気がしねーぜ!」
くらい威勢が良ければよいのですが、
最近むせることが増えて…
の方はそろそろ麺類はレンゲにとって食べる方法に変えた方が良いかもしれません。
誤嚥性肺炎(食べ物等が誤って気道に入って起こる肺炎)予防についても、いつか
書いていこうと思います。
