こんにちは。
いい天気ですね。
お花見にはばっちりですね🌸
今日はかすみが少ないので花粉も黄砂もいい感じでしょうか?
言語聴覚士は「話す」「聞く」「食べる」のスペシャリスト。
たまには耳の話をしたいと思います。
進学・進級・新入職などの季節ですが、健康診断も気になる季節でしょうか?
進学や新入職では3月までに終わらせているのかもしれませんね💦
健康診断で、聴覚検査をされると思います。
耳に赤と青のヘッドフォンをつけて、「ピー」という音がしたらボタンを押すもの。
一般検査では低めの音(1000Hz30㏈)高めの音(4000Hz40㏈)
※雇い入れ時30㏈、学校検査時25㏈
Hz(ヘルツ)とは、周波数なのですが音の高さを示します。
㏈(デシベル)とは、音の大きさ音量をします。
人が感じることができる音の幅は、20Hz~20000Hzと言われます。
人と言っても年齢でこの幅は変わってきます。
一時「モスキート音」が話題になりました。
モスキート(蚊)の羽音のような音をさし、17000Hzくらいの音のことです。
この音域は20代は聞こえるがだんだん加齢とともに聞こえなくなる音として有名です。
以前耳の話題でも触れましたが、聴覚は20代をピークに年々衰えていきます。
ですから、聞こえの範囲は年齢と共に変わっていきます。
ボリュームである㏈を上げても難しくなっていきます。
さて、検査で使用する音が二種類あります。
人間の出せる声の周波数は100Hz~20000Hzと言われます。
この上限や下限は声楽などの練習をした方などでやっと出るもので、普通では出せない声の領域です。※体質的にできる方もいますが💦
私たちの会話に使われる周波数はほぼ1000Hzあたりです。
ですから、日常生活での聴力のっ問題はないかを確認するために
低い音の検査では1000Hzが採用されています。
高い音の4000Hzがあるのは、聴力低下が始まりやすい音域として知られているからです。
年齢によって聴力は違いがあるので、検査では年齢によって音の大きさ㏈を変えて、
聴力低下の早期発見をしています。
ちゃんと理由があって二つの音が聞こえるのかを確認しているのです。
ちなみに、ヘッドフォンの色は世界共通です。
右(right)は赤(red)
左(left)は青(blue)
覚えやすいでしょ!
RとL。
※ちなみに補聴器にも同じ色がついています。
